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2005年08月22日

大分 博物館を20分の1で売却

入館者の伸び悩みから2004年10月に閉館した大分県管理の「大分香りの森博物館」(大分市)の売却先を選考してきた県審査会(委員長=豊田寛三・大分大副学長)は19日、大分市の学校法人平松学園に売却するよう広瀬勝貞知事に答申した。

 同学園の提示額は2億円で、総事業費44億円の20分の1以下だが、審査会は「立地が悪く、収益が見込めないため、これ以上の買い手はつかない」と判断した。

 博物館は、香りに関する歴史・文化を紹介する施設として1996年、旧野津原町に開館。ヨーロッパの古城をイメージした本館、庭園などがあり、総事業費のうち43億円を県が負担し、約32億円は借金の県債で工面した。

 しかし、市中心部から約1時間と交通の便が悪く、初年度約16万人だった入館者も、2003年度には約6万2000人に落ち込むなど低迷。県は開館時から運営する財団法人に赤字補てんのため年間1億円を補助してきたが、行財政改革の一環で閉館し、2回にわたって施設購入先を公募した。

 この間、県は全国の企業など約1000社に呼びかけたが、立地を理由に「買収後の設備投資を考えれば、ゼロ査定」という厳しい声もあったという。

 最終的に、同学園、社会福祉法人、化粧品メーカーの3者に絞り、弁護士や企業経営者らでつくる審査会が検討。最も高額の価格を提示したうえ、青少年育成の観点などから、委員全員が学園への売却を支持した。

 豊田委員長は会見で個人的な意見としながらも「将来への計画がなく、県民に大きなツケを残した」と、県を批判した。

 平松学園の平松恵美子理事長は、博物館の建設を推進した平松守彦・前知事の義姉に当たるが、豊田委員長は「応募者の提示内容に限って審査し、考慮に入れていない」と説明。学園側も「前知事は今回の応募とは無関係」としている。博物館はセミナーハウスとして利用するという。

 県が5億9000万円で購入した博物館の収蔵品(香水ボトル、香水蒸留機など)については、県の財団が別途管理し、有効利用を検討する。

 平松守彦・前大分県知事の話「周辺に県民の森や大分川ダムが建設され、地元の要請もあって水と緑と香りの文化を生かした施設として建設した。平松学園とは何も話をしていないし、2億円を提示したこと自体、知らなかった。現知事が決めたことでもあり、売却関係のコメントは差し控えたい」

posted by リーマン at 06:49| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 賃金(給与) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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